心象日記 カモシカになること へようこそ。 ここでは管理人が普段の生活から感じたことをのんびり記していきます。 時には家でダラダラと 時には足を伸ばして小旅行を 時には周囲の環境の変化を 自分なりに感度高く物事を見つめて、このブログを運用していきたいと思います。 ブログ初心者なので文が拙かったりするかと思いますが、何卒よろしくお願いします。
〜ブログ名【心象日記 カモシカになること】の由来について〜 * 心象日記 心象とは ”想像力の働きによって心に描く具体的な情景”という意味です。 作家・宮澤賢治は自らの詩集「春と修羅」を心象スケッチと称しました。 見たものをただ書き出しただけではない、自身の心の中に生まれた風景を文字に託し、一つの作品を作り出すことで名を馳せた宮澤賢治。 そんな先人を見習うというほどではありませんが、普段目にする景色をただ見たままで消化せず、それを見て心に宿った何かを日記の形で書き出していけたらと思い【心象日記】と題しました。 * カモシカになること 文豪・夏目漱石は弟子でまだ作家駆け出しだった芥川龍之介と久米正雄に送った手紙でこう書いています。 ”牛になる事はどうしても必要です。われわれはとかく馬になりたがるが、牛にはなかなかなり切れない です。 僕のような老猾なものでも、ただいま牛と馬とつがって孕める事ある相の子位な程度のものです。 あせっては不可(いけま)せん。 頭を悪くしては不可(いけま)せん。 根気ずくでお出でなさい。 世の中は根気の前に頭を下げる事を知っていますが、火花の前には一瞬の記憶しか与えてくれませ ん。 うんうん死ぬまで押すのです。それだけです。 決して相手を拵えてそれを押しちゃ不可(いけま)せん。 相手はいくらでも後から後からと出て来ます。そうしてわれわれを悩ませます。 牛は超然として押していくのです。 何を押すかと聞くなら申します。 人間を押すのです。文士を押すのではありません。” 初めてこの内容を読んだ時に、現在の自身の姿を見返して色々と考えるものがありました。 周りの目を常に意識し、見栄えばかりこだわっている自分。 早く結果を出す周りに合わせて同じようにしようとする自分。 面倒くさい、もういいやと簡単に諦める自分。 決して悪いわけではないけれど、こうやって一生を終えるのもどうかと思うようになりました。 何かひとつ立派なものでなくていいから、自分のスピードで、自分の形で、やり続けようと思いブログを立ち上げました。 ただ、私は小心者で牛のように堂々とできない性分のため、身近な動物・カモシカになることにします。 カモシカはこちらから攻撃しなければ比較的穏やかな動物です。 好奇心旺盛で、人間をじっと見ていることから狩猟動物だった時代では捕まえやすかったことより「アホ」という呼び名がありました。 のんびり道端を闊歩するカモシカのようにマイペースでゆっくりと、でも足取りは確かに、周りが自分をアホと呼ぼうとも、心赴くまま進んでいければ自分らしく生きていけると信じて、このブログを運用していこうと思います。